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旧岩崎庭園で金唐革紙に圧倒される、の巻

はじめまして、まゆ、と申します。

家庭の事情(主人がイギリスで仕事をしています)で、イギリスと日本を行ったり来たりしています。
あと二年ほどそのような生活になると思います。

そんな不安定な生活ですが、そんな生活の中で、目に留まったり気持ちに入ってきた、おっきい事から、ちっさな事まで(←ほぼこちら・汗)、感じた事をちょこっと調べ、深みをもたせた思い出にして、記事にしようと思います。

当方は写真を撮ることが好きなので、記事には自前の写真を載せようと思っています。
よろしくお願いします。

今日は、東京都にあります、旧岩崎庭園についてのお話を。

先日、普段は前を通り過ぎるだけだった
旧岩崎庭園(東京都台東区池之端一丁目)の前を通りかかり、思い立って、急遽寄ってみました。

週末や祭日は館内の写真撮影は禁止のようですが、
平日なので撮ってもいいですよと言われ、ラッキーでした。

旧岩崎邸庭園は、三菱財閥の創始者岩崎弥太郎氏が自邸用に買い求めた地所で、
三菱第三代社長、岩崎久彌が明治29年に本邸として建てたものです。
現存している洋館はイギリス出身のジョサイア・コンドル師の設計で建てられています。
現在は都立庭園であり、重要文化財となっています。
余談ですが、私の中では、某ドラマで香川照之さんが岩崎弥太郎を演じられ、
それがあまりにもはまり役で、
以来、三菱資料館を訪れたり、三菱財閥の話に触れる機会には、
ついつい香川さんを想像してしまいます(ひそかな香川ファン)。

さて、17世紀初頭にイギリスで流行していた建築様式、ジャコビアン様式の建物の中に入ると、
玄関には、イスラム建築を思わせるタイルやステンドグラスがあり、
歩を進めると、幾何学模様のステンドグラスや、
ゴシック様式の柱、

イギリスのジャコビアンここにあり、的な階段。

夕方の光が当たるベランダもまた、
当時の岩崎家の華やかさを想像させてくれ華やかな気分になりました。
岩崎邸で繰り広げられた華麗な日常を想像させてくれます。

情報量が多すぎて処理しきれない旧岩崎邸見学でしたが、
一番心をひかれたのは、
金唐革紙(きんからかわし Japanese leather paper)の数々です。

”いい年してすみません、、、金唐革紙ってなんですか?”

どうやら、日本の伝統工芸品らしく、和紙に金箔やら銀箔やらを張り、
版木に充てて凹凸模様を打ち出し彩色を施し、全てを手作りで制作する高級壁紙

だそうです。。。
まったくもって、職人さんの技には脱帽です。。

私が写真に収めた二種類の金唐革紙は。





壁を眺めてうっとりしたのも初めてならば、
壁を眺め、壁に沿って移動したのも初めてでした。

世界の流行りや、素敵を、
一軒の邸宅に盛り込んだジョサイア・コンドル師がいかに巨匠であったか
垣間見た気がしました。

洋風建築の中にも、書院造りを基調とした和館が一部残されており、

岩崎家の家紋、重ね三階菱の形になっている家屋の一部や、うっすら富士山が確認できる壁の絵なども興味深かったです。

お庭の美しさも素晴らしく、
その中に戸建てになっているビリヤード場も素敵でした。

ただ一つ残念だったのは、
ビリヤード場の中にも金唐革紙が張ってあったようなのですが、
外に出た際には、たくさんの情報でおなかがいっぱいになってしまっており、
室内を見学せず、外からこの可愛いベンチをとって満足して帰路に就いたこと。。

イギリスで見る数々の建築物や建築様式、それにまつわる歴史も壮大すぎて情報を処理しきれませんが、
日本を少し客観的に見たときに、
日本も多くの素晴らしいものをたくさん所蔵しているなと、改めて感慨深かったです。

今の今、私に必要なのは、
日本という国の良さを客観的に見ることよりも、
自分の体形(当方、こぶとり体形(泣))を客観視することなんでしょうけれど。。。

とにもかくにも、
今日もこのささやかで大きな発見があった幸せな一日に感謝。

次回はお屋敷つながりで「イギリスのブレナム宮殿に圧倒される、の巻」をお届けしたいと思います。

By まゆ

本日の撮影カメラ:iPhone6 plus



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