イギリスのファームで、野菜・フルーツ狩りを体験 ~PYO~
イギリスでは、5月~10月、日が長くなるとともに、美味しい野菜が採れはじめます。
こちらでも、日本でいういちご狩りのようなシステムがあり、自分で好きなだけ収穫することができます。
最初にお金を払い好きなだけ採って食べてよい日本のイチゴ狩りと違うのは、
1、採った分だけお金を支払うシステム
2、その場では食べない(お弁当持参のピクニックを禁止しているところもあります)
というところですか。
こういったシステムをとっている農場(ファーム。以下、ファームと記す)を、
こちらでは「PYO」と呼びます。
P(PICK=採る)
Y(YOUR=あなたが)
O(OWN=自分自身で)です。
私は、昨年お友達に誘ってもらってPYOを初体験しましたが、その時に収穫した「そら豆」が、衝撃の美味しさでした。今年も夏に入る前から楽しみにしており、7月下旬に行ってきました。
ファーム入り口には、その日採れるものと値段が書いてあります。
この日は、「そら豆とオレンジ色のビートルーツ、イチゴがあればとりたいな~!」と思っていきました。お目当てのものがあるかどうかは、PYOから配信されているメールで事前に確認してきます。
(このページの終わりにHPのリンクがあります)
↑ こんなのも自由に使っていいようです。
たくさん収穫した場合、広大な敷地の移動はこの台車はマストです!
農場への入り口。
ここからは広大な農場の全貌はとても確認できません。
私が行っているファームでは、入るにあたっては、
入場料はじめ、ファーム主に入場許可を得るなどはありませんので、
ファームの人(ファームの入り口あたりにある会計にいる人)と軽くあいさつをしてそのままファームへGO!
広大な敷地の案内や告知は、敷地内の黒板にて確認。
野菜によっては、「今は育て中なので採らないでね」、などのお知らせもあります。
これはビートルーツの葉です。ジャガイモのように、土の下にビートルーツが育っています。
しかし、この日は私が欲しかったオレンジ色のビートルーツはすでに無く。
(通常、ビートルーツは紫色でスーパーに流通しているのも紫が多い。)
今年の夏は日本でも驚異的な暑さが記録されていますが、実はこちらでも、
連日30℃越えの暑い日&雨が降らない日々が続き、
この日もお目当ての野菜は、既に皆さんが収穫された後なのか、はたまた暑さで不作なのか、全くと言っていいほど収穫できませんでした(涙)。
こちらは、RUNNER BEANS と呼ばれる豆が収穫できる畑です。
赤くて小さな花が可愛らしいです。
今回、収穫しませんでしたが、外見は平べったく長い豆です。スーパーで普通に売っています。
聞くところによるとこちらではインド料理に多用され、インド人は好んで食べているとの事。
日本では ベニバナいんげん と呼ばれているようです。
調べてみると、「インゲンマメ同様に毒性のあるレクチンの一種フィトヘマグルチニン(PHA)を含むため、調理の際はよく火を通す必要がある」などの記載があり、
怯え性の私は家で調理をすることはなさそうです(汗)
常々、イギリスでしか食べられない野菜や、日本では高くて手が出ない野菜やフルーツなどは、
一度は挑戦しようという心構えだけはあるのですがね、毒って文字をみちゃいますとね(滝汗)
その他、見たことも食べたこともないシリーズとして。
コールラビ なるものがあったので、購入しました。
これはすでに収穫されたものが、棚売りされていました。
いろいろ調べてみると、新鮮なものは生でも美味しく、大根代わりにも使えるということで白いコールラビを買って、お料理初挑戦!
豚バラと合わせて煮物で使ってみましたが、
これも水不足の影響なのか、チョイスが悪かったのか、食べきれないような筋が多く今回は残念な結果に終わりました。
いつもチャレンジしたことが成功に終わるとは限りません。むしろ、初回は成功率低い(涙)
昨年は収穫物を写真に収めるなどしましたが、
今回はあまりに収穫物が少なく、暑さにもやられて写真を撮ること、失念。すみません。
畑を出ると30℃越えの暑さにばて気味。
収穫し終わった作物の支払いを済ませ、同じく会計場で販売されているソフトクリームを購入。
友達曰く、イギリスいち美味しいというソフトクリーム。
濃厚で、日本で「北海道ソフトクリーム」と銘打っているソフトクリームのように、酪農の恵みを感じるソフトクリームでした!
これからはトウモロコシなども採れるのですが、一時帰国するまでに一度いけたらいいなぁ。。。
イギリスでは、ファームといってもこのように野菜を作っているほか、馬・牛・羊・鶏などを飼っているファームや動物触れ合いができるファーム、9月上旬現在、既に「Christmas Treeも売ってます」というファームも!(庭に植えて育てるのが前提!??)
調べれば調べるだけのファームがあり、また、その気になれば気軽に体験することができます。
機会がありましたら、こんなイギリス体験もおすすめします。
ちなみに、ご自身のお住いのエリア、ご滞在から一番近いファームを検索、
その時期に収穫可能なお野菜なども確認できます。
また、HP内で登録しておくと、毎年、ファームがOPENするときや、
収穫を迎えている野菜やフルーツをお知らせしてくれます。
☆PYO HP(英語)☆
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