イギリス英語で「All right?」は?ブリティッシュ英会話の挨拶編
英会話初級の実力でイギリスでコミュニケーションをとってみよう!<挨拶編1> ”All right?”
実の所、私の英会話力は「初級テキスト一回目完了」といったところです。
それでよくこのイギリスで生活していると我ながら感心します。
ただこのレベルでも、
私と同じような状況でこれからイギリスで生活していく方、し始めた方の頭の上に浮かびがちな、「?」の役に立てればと思い、今日からイギリス情報と交えて、イギリスで生活する日常英会話にも触れてみたいと思います。
初回は、あいさつ。あいさつの中でも “All right?” についてです。
これは、アメリカ英語の教科書で習う “Hello, How are you?「こんにちは。ご機嫌いかがですか?」” と同じです。
(イギリスでも、もちろん、”How are you?” は使います。)
私がイギリスに来る前に行っていた英会話の先生はよくおっしゃいました。
「とにかく最初は基本です。しかも、丁寧な基本です。
同じことを聞くにも、「これいくらですか?」と聞かれるのと、「これいくら~?」と聞かれるのでは、聞かれた立場に立った時、
どちらがあなたの気分を良くさせますか? 相手が丁寧に返事をしたくなるような言葉を使えるよう頑張りましょう♪」と。
確かに先生のおっしゃることは間違いはないのです。
丁寧な英語を目指す初心者、まずはあいさつでしょ。
ただ。イギリスのあいさつには、丁寧とか無礼とかそんなレベルではなく、”How are you?” “How are you doing?” 以外の、
教科書では習ったことのない挨拶が人々の間で横行していました。それが “All right?” です。
まず初めにこの挨拶 ”All right?” と、私に声をかけたのは、
住んでいるフラット(日本ではマンション)の受付のお兄さんでした。
私の住んでいるフラットは、一部ホテルとして使われていることもあり、玄関を入った受付(Reception)に彼らは鎮座しています。
イギリスで生活し始めたとき、私は過度に外人対人恐怖症的な心理状況に陥っており、
できるだけ日本人以外の人とは出会いたくない(不可能なんですけどね・汗)という異常な心理状況にありました。
フラットの受付のお兄さんは、昼間は2人・夜2人でローテーションしています。
昼間の担当の一人はエディーマーフィーにそっくりな人で、
一人は「エマニエル坊やは人気者」のエマニエル坊やにそっくりです。
このフラットに住むようになって初めての買い物に出かける時、受付にいたのは、エマニエル坊や氏でした。
外人対人恐怖症の心理状況の私なりにも、礼節は欠かせないわけで。
で、笑顔で通り過ぎようとしたら彼の口から出たのですよ、“All right?” が。
私は、心配されているのかと思い、心配してくれてありがとね、の意味を込めて “Thank you.” と、答えました。
すると、とたんにエマニエル坊や氏の頭の上に「??」がかなりはっきり浮かんでいるのが見えました
(この透視能力は、こちらに来て研ぎ澄まされた感覚の一つです・涙)。
私はスーパー(スーパー編も後々UP予定です)から帰ったら、早速「 british」「 greetings」というワードでイギリスのあいさつの検索をしました。
なるほど、別に私のことを心配していたのではなく、「元気?」「調子どう?」でしたか!!
「調子どう?」と聞かれて「ありがとう」のみっ。。。
では、何と答えるのがよかったのか?
答えはいろいろあるでしょうけれど、まずはこれだけ覚えておくしかないと思って覚えたのは、
“Good,Thank you. (Are you all right?)” です。「いいよ。ありがとう。(あなたはどう?)」です。
お返事の “Are you all right?” に、かっこを付けたのは、ここまでフルに言ってしまうと困った問題が発生してしまう恐れがあるためです。
とりたて困ってしまうのが、相手がベラベラとお話を続ける場合です。
私は、どの国の人の話す英語もまんべんなく聞き取りにくい(涙)ですが、英人さんと一緒に仕事をしている人たちから言わせると、
とにかく最初の3年は何をいっているかわからない時がある、というのです。
発音の問題なのか、言葉自体の問題なのか。
実力がない上に、不安を膨らませたところで未来は開けませんので、
まずは、
“All right?” → ”Good. Thank you.” と、
笑顔で相手の目を見て返事ができる、というイメージトレーニングをして、何度も一人二役で口に出して練習すること(かなり重要!)です。
いつ何時、「その時」は、やってくるかわかりません。本当です。思いがけない時にやってきます。
そういう時に、さっと言葉が出てくるか来ないかは、日頃の「口練習」しかありません。
繰り返し発音してイメージトレーニングすること、まずはここに「勇気を出す準備の鍵」があると思います。
お店の店員さんや、お友達、顔見知りの人々との間で”Good,Thanks.” と、笑顔で難なく返事ができるようになったら、
“Are you all right”?”を加えてステップアップするのもいいかと♪♪
ネイティブの人たちは “All right?” をよく使いますが、私は、またまたどうでもいい礼節心が出てきてしまい、
こちらから、「調子どうですか?」と聞く時には、なんとかくこっちのほうがいいかも的な初心者心で ”Are you all right?”と声をかけています。
ね、これでよく生きているでしょう?(笑)。私もそう思います(滝汗)。
ちなみに、この “All right?” について調べていくと
“All right” と ”Alright” の違いについても疑問点にぶつかると思いますが、
これは、カジュアルなメールや文面で、All right が省略されて、alright という表記になっているようです。正式な文書を英語で書く場合にはAll right と書くの方がよいようです。
もう一人の受付のエディーマーフィー氏ですが、彼の英語は比較的聞き取りやすいので、時々、英会話根性の肝試し的に話しかけ、毎度、エディーさんの頭上に「?」を確認しながら、小さくスキルアップを図っております。
ちなみに彼とは通常、朝は、”Morning!”、お昼間は ”Hello!”や、”Hi!”と軽くあいさつします。
イギリスでは、しっかりした店舗やレストランでは、教科書で習った通り、
“Good morning.” や、 “Good evening.” と挨拶くださるので、私もお店の雰囲気や人の様子を見ながら挨拶するようにしています。
郷に入らば郷に従え
今この言葉は、私の座右の銘となっています。
やはり、初心者であってもそれなりの意気込みとかプライド(ないに等しいけど・滝涙)があり、
「通じればいい」という枠から、なんとか、「言葉を話して言葉で分かりあいたい(たとえ挨拶であっても)」の枠の住人でありたいのです。
万が一、話しかけて通じても、相手の言っている言葉がわからなかったら辛さが増して、すぐに「通じればいい枠」に気持ちが下がるので、いくつかのイギリス英語のプログラムをを学習教材に使っています。
私がイギリス英語の学習に使っているサイト(YouTube)のうち、
今日のテーマ “All right” を取り上げているプログラムを二つご紹介しますね。
発音も、話の仕方もイギリス英語の勉強になります。よろしかったらご参考までに。
(字幕のボタンを押すと、英語の字幕が出てきます)
◆English with Lucy◆ → All rightの説明 開始後、0:34 あたりからです
◆ETJ English◆ → All rightの説明 開始後、1:47 あたりからです
ま、歩みはのろい(のろすぎる)私ですが、
挨拶ができる、それだけで、とても幸せな気持ちになります。
世界中どこでも、あいさつは基本ですね!
(☆写真は、UKでのこの時期の”朝もや”の様子です。)