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浜松のお盆は大渋滞!盆用品とおしょろさん・精霊おさめについて

黒い集団・・・

浜松市内では、そろそろスーパーなどにお盆用品が売り出されています。

もうすぐお盆です。

まだ6月だけど、お盆が近いので、なんだか夏が終わったような気さえしちゃいます・・・。

浜松市内では、大抵の家で7月にお盆をします。旧暦のお盆ですね。
でも、8月にする家もあるので、事前にチェックが必要です。

浜松人としては、親戚や友人に亡くなった方があってお葬式に行くと、必ず行ったことを忘れないようにメモっておくなどしなければなりません。
お盆にその家を改めて訪問するためです。

また、その年に亡くなった人のある家は、必ず「初盆」をするのですが、この初盆がとても大変なのです。

聞くところによると、ほんもののお葬式より大変らしいのです・・・。
葬式なら、ご近所の方も手伝ってくれますが、お盆ではそういうことはないからだそうです。

それなのに、人は葬式と同じだけ訪ねてきます。

お盆の日は、大抵平日ですから、夕方ころまでみんな仕事をします。しかし、仕事が終わるとささっと喪服に着替えて、「盆供」と書いてある不祝儀袋を沢山もって、町に出かけて行きます。

このため市内中心部は、車が大渋滞して、移動するのに通常の2倍くらい時間がかかります。
皆さん、初盆の家を訪ねて行くからです。

初盆をやっているおうちはどこも人でいっぱいです。お花やお供えやあらゆる飾り付けは葬式同様にしなければなりません。
挨拶に来る人々を鄭重にもてなします。

挨拶に行った人は、故人にお参りして、家の人に盆供を渡して、会葬御礼をいただいて帰ります。

会葬御礼は、タオルとか、洗剤セットとか、軽いものが多いです。暑いので缶茶をくれるところもあります。

ご町内の初盆は、ご近所の方々そろって、一緒にまわることが多いようです。

ですから、旧暦のお盆の日暮れ頃の浜松市内は、至る所黒い喪服のカラスのような人々が群れをなしてそこかしこ歩いてまわっています。

・・・かなり異様な光景です。
夕方町をぶらついていて、この黒い集団に出会うと、なんかこう、ぎょっとします。

家人はこれが当たり前の光景だと思っていたそうです。
とんでもないことです!!

だから、浜松では夏の喪服は必需品です


たいまつ

ロンドン野郎さんもおしゃってましたが、やっぱり東京近辺でも迎え火をやるお宅は少ないのですね

私も話には聞いていましたが、迎え火をやるのはここでの経験が初めてです。

画像の左端に写っているのがお盆用品の一つ、たいまつです。

まずお盆の初めの日、13日の夕方に、このたいまつを、画像の真ん中にある大きな土の皿の上で焼いて、お盆にご先祖様をお迎えします。

家の門口で焚きますが、我が家ではお墓でも焚きます。

この土の皿を使うと格好がよいのかもしれませんが、菓子の缶の蓋など使ったりしています。

この火と煙に導かれて、ご先祖様が家にお帰りになるのだそうです。

うちも、早めにお盆の必要品を買っておかなくてはなりません。
今年は、土の皿を買ってしまおうかな・・・。
480円です(ちょ、ちょっと高いかな・・・。・・・・。)

2006-06-28


牛と馬

お盆用品の中で面白いのがこの牛馬セットで、一つの袋に牛と馬を藁でかたどったものが入っています。
これもお盆の時、仏壇に飾るものらしいのです。

でも、我が家では、別のものを手作りしますので、これは購入しません。

この牛と馬は、ご先祖様が家に帰ってくるとき、乗ってこられる乗り物なんだそうです。

普通は牛でよいそうですが、初盆のあるおうちは、故人が早く帰って来たがるので、馬も用意するそうです。

でも、他の情報では、ご先祖様が帰ってこられるお盆のはじめは、急ぐので馬。
お盆が終わって空に帰られる時は急がないので牛だそうです。

お盆の最中は、この牛馬にもお供えをします。

2006-06-30


作戦会議

いよいよお盆が迫ってきました!
13日からお盆ですが、この頃になると、我が家ではお盆の作戦会議が開かれます。

義母はご近所に電話をかけまくって、どこのお宅が初盆をやるか、とか、何時にご近所さんで集まってどこに訪ねるかなどを情報収集します。

そして、取っておいた前年の会葬御礼や、つけておいた「冠婚葬祭ノート」などを取り出して、どこに誰が行くかを決めていきます。
遠い地区だと、時間の調節も大事です。

各自のタイムスケジュールが大体決まったら、盆供にいくら包むかを決めて、不祝儀袋を数だけ作ります。

どれはどこの家に渡すか間違えないように、ちゃんと付箋をつけて、整理します。

13日の夕方に全部行ければよいのですが、なかなかそうはいきません。
行けなかった家には次の日には行くようにします。

・・・とても大変です。
頭の中は、どんどんお盆一色になっていきます・・・・。

親戚で不幸のあった場合には、その家に籠盛りやビールケースなどを届けて、初盆当日も喪主とともに座っていなければなりません。
そうなると一日つぶれるのでとても大変です!

一体浜松の人たちは、こんなにどうやってスケジュールを調整するのか、ほんと~に謎です・・・

それから、家の飾り付けの準備も始めなくてはなりません。

今日はその1の「みそはぎ」を買って来ました。

遠州あたりでは、お盆に飾る花は写真の「みそはぎ」と決まっています。

一年中で、この時期だけ花屋さんに大量に並びます。

写真はこれから仏壇とお墓に飾るもので、みそはぎとすすきが一束になって売られているものです。

大体200円から300円しますが、今回はラッキーなことに、100円でGETしました

みそはぎを飾るなんて、遠州に来て初めて知ったのですが、ネットで調べてみると、みそはぎは禊萩と書いて、魔を払うものだそうです。
ということは、これを飾るのは遠州だけではないのでしょうね、きっと。

実家が神道の私には、みそはぎは見るのも聞くのも初めてで、なんでこの花でなくてはいけないんだろう・・・と思っていましたが、「禊」ということなら、なんとなく了解したわけでした。

紫の可愛い小さな花が、塔のように沢山ついていて、義母の話だと、田んぼのへりに生えているとのこと。
ほとんど野生に近いのでしょうね。

ちょっと早めに購入してしまったので、お盆の期間保つかどうか少し心配ですが、まあ、何とか大丈夫でしょう

2006-07-14


今年のおしょろさん

7月13日、お盆には仏壇の前に精霊棚を作ります。

写真は今年の「おしょろさん」です。
浜松に嫁に来てからは、毎年私が作ります。
如何にかっこよく作るかに燃えています。

「おしょろさん」は茄子で作った牛です。「もがり」という豆を使って、鞍も角もついているゴージャス版です。

目はあずきで作ってあって、ちょっとウルトラマンみたいだな、と思っています。

今年は茄子のへたが髪の毛みたいになって、なかなか二枚目です。

このおしょろさんに乗ってご先祖様が帰ってこられます。

おしょろさんの前にあるのは芋の葉っぱで、これに茄子のさいの目に切ったものを盛ります。

(この葉っぱを手に入れるのが、今年とっても大変だったのです!)

お盆の間は、いつものようにご先祖様にお食事を差し上げますが、おしょろさんにもお食事を出します。

でも、ご先祖様のお食事はその都度下げますが、おしょろさんのお食事は下げません。
次から次へとどんどん葉っぱの隣にある「かわらけ」に積んでいきます。

最終的にはおしょろさんのかわらけは山盛りになってしまいますが、それでいいそうです。
どうしておしょろさんの食事だけは積んでいくのか、理由があると思うのですが、今のところわかりません。
牛だからかな~~・・・・。

お盆は朝からやることが沢山あります。
なのに、いつもと同じに起きたので、ちょっと自分でパニックを起こしかけました・・・

まず、家のお仏壇の前に精霊棚を整えてから、お墓に行って、お掃除と迎え火を焚きます。

その後、家でお盆のおつとめに来てくださるお寺の「おすさま」(和尚さんのなまりでしょうか?)を迎えます。

ところが、おしょろさんの食べ物を盛る蓮か芋の葉を、昨日一日中探したのですが、ど~~~~しても見つからなかったんです。

去年までは、近くのスーパーで手に入ったし、その前は、昔の畑のかけらが残っているところがあって、そこで毎年芋の葉っぱを採れたのですが、今年はあろうことか、家人がそこに除草剤をかけてしまっていたのでした

私 「お、お義母さん、重大な問題が発生しました!
芋の葉っぱがないんですよ~~
スーパーを6軒ほど回りましたが、どこにも置いてなくて!!
だけど、(小声で)ここからちょっと行ったとこに、蓮の畑はあるんですよ・・・・でも、さすがに無断で失敬するのはマズイでしょうね・・・・。・・・。」

義母 (あわてて)「そ、そんなことしたら駄目だに~~!あそこんちの嫁さんが葉っぱ取っていったって言われちゃうに~~!」

私 「・・・。それもそうですよね・・・。でも、どうしましょう。アジサイの葉っぱじゃ駄目ですよね。」

義母 「う~~ん。・・・・。」

私  「じゃあ、絵を描きましょうか。葉っぱの絵。」

義母 「それならきっといいに」

ということで、葉っぱ絵を描こうということに一応なっていたのでした。
(ホントにそれでいいのかはともかく)
一応、スーパーなどでは、早い時期にはプラスティックなどで作った芋の葉っぱが売られていたりもしたので・・・。

ところがです
お供えの「つみだんご」(三角錐に積んであるおだんご)を買い忘れていたので、おすさまが来ないうちにと急いで近くのスーパーに行ったら、知らん顔して置いてあるじゃないですか!!!!!芋の葉っぱが

昨日、

「入荷しないの?」

とお店の人に聞いたら、

「今年はないんです~。すみません~~~。」

とか言っていたのに、あるじゃあないのおおお~~~!!

しかし、残りはあと3枚
あわててそれを買ったのはいいのですが、「つみだんご」は売り切れていました。
ううう・・・。


精霊おさめ

精霊おさめのことを書いておきます。

7月15日でなんとかお盆は無事に終わりました。

お盆の最終日は、これもなかなか忙しいのです。
実は我が家では、お盆の間に食べるものが決まっていて、14日はおはぎを食べてお供えし、15日にはそうめんです。

お盆の最終日にそうめんというのは、やっぱり何か理由があるんでしょうね・・・。
「流す」とか、そいういうことからくるのかな・・・?

ともかく、最終日は大抵お昼ご飯をそうめんにしてお供えし、夕ご飯は白いご飯を炊いて、最後のお供えをします。
これはお盆期間はご先祖様にも牛にもお供えします。

そして、ちょっと変わってるなと思うのは、ご飯を盛ったその上から、何か青物(きゅうりでも小松菜でもいいのですが)を刻んで塩もみして絞った汁をかけるのです
な、なんで
なんだかおままごとみたいです・・・。しかも、イマイチ美味しくなさそう・・・。

これは、義母の実家でもしなかったそうなのですが、ここらあたりではご近所の方みんながしていたそうなので、そうするようになったということです。

そうしてお供えしたら、送り火を家の門口とお墓で焚いて、おしょろさんやお供えしたものを新聞紙に包んで、お寺に行きます。
精霊おさめをするためです。

昔は川に流していたそうですが、昨今はそういうわけにもいかなくなり、お寺で受け付けてくれるようになったそうです。
一包み納めるのに300円かかります!
なので、少々大きくなっても、一つでまとめます。

普段はお寺には車で行きますが、この日は精霊おさめの人たちが沢山来るので、車も停められません。
自転車か徒歩で行きます。

寺に向かう間も、家々の門口でみな送り火を焚いています。
新聞で包んだおしょろさんを持って、寺へと向かう人々も沢山います。
山門の前にはテキヤさんも出ていて、たこ焼きなど売っています。

境内にテントを張って、寺ではおしょろさんを受け付けます。包みを渡すとお線香をくれますので、沢山の人の後に並んで、境内の仏様にお供えします。

こうして、お盆は終わっていきます。

いや~、今年も無事終わってホントよかったです・・・!

2006-07-19
浜松市在住 東風 佳代子浜松 東風 佳代子


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