愛知県西尾市吉良町「不幸な元禄事件」
浜松近郊・・・というにはちょっと遠いのですが、豊橋よりちょっと名古屋寄りのところに、吉良市という小さな町があります。
吉良市とは、忠臣蔵で有名な吉良上野介の領地です。
とある研修で、今度その町に行きますので、軽く下見に行ってまいりました。
吉良さんは、領地では大変慕われていた名君だったらしく、忠臣蔵のことを、吉良では忠臣蔵なんて言い方を決してせず、「不幸な元禄事件」と呼んでいるようです。
善政を施していた名君が、赤穂の殿様にいちゃもんをつけられた上斬りつけられ、ついにお家断絶にさせられてしまって、吉良の領民にとっては、この上ない不幸だったようなのです。
もちろん、吉良の領地内では「忠臣蔵」の上演も全面禁止
忠臣蔵が全国的に受けたため、吉良の領民は四面楚歌にあって相当辛かったそうです。
私も忠臣蔵は好きですが、吉良の領民の気持ちというのは考えたことがなかったですね~。
確かに、青天の霹靂で、領地の方々は本当に大変だったことでしょう・・・。
吉良氏は、室町頃から続く名門だったそうで、吉良さんがつくった堤などもあって、桜の名所になっているそうです。
海に面した小さな町ですが、かなり豊かなところだったようで、お寺なども相当立派です。先の戦争で艦砲射撃を受けて焼け野原になった浜松と違って、古いものが残っていますし、町の雰囲気もゆるゆるとしたなかなかよいところです
自転車など借りて、一日ゆっくりお寺など見て回るといいな~と思いました。
画像は、尾崎士郎記念館から吉良さんの菩提寺華蔵寺に向かう道すがら見つけた会社。
これって、ここのご主人のご趣味・・・。・・・・。
吉良って、ほのぼのとしたいい町です
えびせん激戦区
吉良町からの帰りは、音羽蒲郡インターから東名に乗って一路浜松へ。
その音羽蒲郡インターへ入り口近く、突然左側に建物が現れて、「えびせん共和国」との大きな看板が・・・。
一緒に下見に行った方が、
「ここでえびせんを買いましょう」
と断固として主張してくださったので、一杯の駐車場に辟易しながらも降りてみました。
中に入ってびっくり
この建物ではえびせんとちくわしか売っていないのです!!
そして、そのえびせんの種類がはんぱじゃない・・・!
えびせんにこんなに種類があるなんて知らなかった・・・・。・・・・。
山のように積まれたえびせんに、必ず試食の大きなボックスがついていて、ぱんぱんに試食が入っています。
ガツガツ食べても、誰も文句を言いません
お店の人が、中身が減った試食ボックスにどんどんおかわりを入れています。
沢山の人たちがえびせんを物色していて、どの人の籠も、えびせんで一杯です。
車エビのえびせん、にんにく味、いか味、カレー味、とうがらしつき・・・。
そのどれもを試食していったら、マジでお腹がいっぱいになってしまいました・・・
本気で食べれば、ここで一食分くらいは節約できそうです。
お店の奥の方には、ソフトクリームも売っています。
「コーンもえびせん味です!」
とか書いてあります。
コーンもえびせん・・・・。
さっそくマンゴー味を買ってみましたが、美味しかった・・・
コーンは普通の形をしていたんですが、どうもやっぱりえびせん味がしたように思います。
愛知はえびせんの産地がたくさんあって、三河あたりも有名らしいし、板角という有名なえびせんのメーカーもあります。(板角の「ゆかり」はほんとうに美味しいですよく実家からもリクエストされます)
すっかりえびせんを堪能し、ちくわも購入し、満足して車に戻りましたが、えびせん共和国を通り過ぎて信号を渡ったら、なんともう一軒えびせん専門店があるではありませんか!!
しかし、こちらはあきらかに立地で負けています・・・
前の店の試食でお腹いっぱいになって、沢山のえびせんを買い込んだ客は、次の店には見向きもしないらしく、車もそれほどは止まっていません・・・。
でも、そこそこ車の姿があるということは、やっぱりこっちも美味しいのね・・・
次の機会があったら、そっちの店にもいってみたいなと思った帰り道でした・・・。