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【浜松まつり】凧揚げや練り・提灯とは!?祭に参加するには!

祭だ!

5月3日から5日まで、浜松では有名な「浜松まつり」が行われます。
町ぐるみのとても大きなお祭で、地元の人にはごく当たり前のことらしいのですが、
これがよそから来た身にはかなり異常なフィーバーに見えます。

 一年中この祭のためだけに生きている人がご近所にも沢山いらっしゃいますが、これは浜松ではごく普通とされる生き方です。こういう方々は、祭が終わった瞬間
から、次の年の祭のためにだけ生きます。沢山準備することもあるのです。
 この祭は5月5日に終わりますが、大抵の人はGWをもう一日延ばして、祭休みを
とります。この休み中は浜松の町は一切機能しません。祭の直後に仕事をする
なんて、「野暮なこと」なのです。

 祭の間は、もちろん車は街中を通れません。これも当然のことです。車至上主義
の浜松においては、これはかなり異常なことであると思われますが、そんなこと
誰も文句言いません。
 その異常っぷりはおいおい説明することとして、まずこの地に来て、
目に付いた奇妙な看板を見てください。何の意味か異邦人にはさっぱり
わかりません。

「提灯をもたない方は、夜の練りに参加できません。」

 この看板が、浜松の町の辻辻に立っています。一年中。
「提灯って、いわゆる提灯のことかな・・・」「夜の練りってなんのこと?」
「参加できないからって、なんなの?」・・・などなど、初めてこの看板を
目にしたとき、いろんなギモンが脳の中を去来しました。

 浜松祭は、「参加する人」と「見る人」と「迎える人」の三種類いますが、
「参加する人」の必携アイテムがまず「提灯」。これを持っていないと
悲惨なことになるのです。
浜松祭で「練り」に参加できないなんて、死んだも同然・・・。
「練り」とは何か。
 明日、また説明いたします・・・。


凧です

浜松祭の凧は、こんな感じです。
町の印がついています。
大きいです。でもこれは普通サイズらしいです。

浜松では、夫婦に初めての子供が生まれると、この凧を揚げます。
昔は男子のみでしたが、今は女子又は次男次女以降もやる家もあります。
この凧をご町内の方々に揚げてもらいます。
その家の発展を祝う初子の祝いなのです。

3日になると、この凧を海辺の凧揚げ場にもって行って、揚げてもらいます。
凧揚げ場という大きなグラウンドが浜にあるんです。
浜松にある沢山の町の人々がそこに集まってくるので、かなり大きな広場ですが
大変な人出になります。
凧を揚げる人たちと、揚げてもらう夫婦と子供、そのほかの見物人、
それが町内ごとにいるのですから、もうぐちゃぐちゃです。

そして、そこで凧を揚げながら、お互いの凧の糸を切りあって
喧嘩するんですね~!
なんで喧嘩するのかはよくわかりません。
とにかく喧嘩するもんなんだそうです。
糸を切るのも色んなテクニックがあるそうです。
浜松祭は喧嘩祭と言われているそうです。
もちろん、初子さんの凧は切ったりしません。縁起が悪いですから。
去年の凧を切りあうんだそうです。

昔はそのスジの方々が仕切っていて、凄まじかったそうです。
凧の糸でもって、手が飛ぶ、足が飛ぶ、なんて怪我はごく普通だったそうです。
ごく普通・・・・。・・・・。

だから昔は女性は参加できなかったそうです。
家人などは、「女性が祭りに参加するなんて言語道断だ。おかしい!」
と言います。


練り

そして、この後の「練り」です。
基本的に「練り」は、町中の衆が、初子さんの家におしかけてお祝いの儀式をし、
そのおうちでご馳走になる、というものです。

微笑ましいお話ではありませんか!地元での人情が薄くなったと言われる昨今、
こんな心豊かな祭はないじゃありませんか!
初子さんのために凧も揚げてくれる、お祝いには駆けつけてくれる・・・!
とても嬉しいことです!

そう、・・ご近所さん10人くらいならね。

しかし、ご近所さんはもちろん10人じゃないです。
300~500人くらいだそうです。
どういうわけかこの祭の間、浜松はどっからか湧いてきた人々で人口が増えます。

夜中その人数の人たちが津波のように押し寄せてきて、狂ったように太鼓を
たたき、ラッパを吹いて、家の廻りをぐるぐるまわり、大声で気勢をあげ、
踊りまわってお祝いをし、
そして、・・・食べるんです!呑むんです!
もちろんただ食いです!!!
狂乱の宴です!!

普通のおうちで初子のお祝いというと、だいたい150万くらいは出費を
覚悟しなくちゃなりません。

ビール500人分。マグロお頭つき一尾、切り身にして串にさして、お醤油を
つけて。
酒4斗樽を開けて、わーっとかけ合っちゃったりして・・・。
主人側も「練り」の衆もイッちゃってるので、何があってもおかしくありません。
脳からアドレナリン出まくりです。
みんな回線切れてます。

焼き鳥、仕出し、季節はずれですが、高いスイカなど。
その他、その他・・・。

それらを500人からの人々がその家の前の道路にてんでに座って飲み食いします。
1000人くらいのところもあります。
絶頂の宴会です。
これを100以上の各町内で行っているのです。(!!)
当然市内を車なんか通れません。

どこでどんなご馳走が出た、なんてのは無論伝説になります。
個人のおうちならともかく、お商売をしているおうちは、
絶対にケチることなんてできません!
ヘタすりゃ末代まで語り継がれてしまいます。
そういうおうちはまあ、300万とか500万くらいは覚悟です。

そして、ひとしきり飲み食いした後、「練り」の方々は次の初子のおうちに
突撃します。
それが夜の間ずっと続きます。各ご町内で・・・・。・・・。
自治会の役員はその期間、朝7時集合、夜1時解散です。
へとへとになります。

夜、家の中にいても、遠くから雄たけびが聞こえます。
浜松祭のあの「練り」の独特の笛と突撃ラッパが・・・。

これが「練り」です。
これを3日間やるんですから、祭の次の日は当然仕事なんてできません。

このため浜松では、初子が生まれると、GWの時期行方をくらます
家族もあるそうです。
なんのために150万も払わなきゃならないのか、異邦人には理解できないことです。

「あとには請求書の束とむなしさだけが残った・・・。」
初子の祝いをやった祭大好きの生粋の浜松っ子義弟のせりふです。
むなしくなんてないんです。
いまだに祭好きなんですから!

この間は、ご町内で大阪に祭の研究に行ってきたそうです。
この上なんの研究を?!

2006-04-14
浜松市在住 東風 佳代子浜松 東風 佳代子


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