【浜松】まぼろしの餃子屋さんと一番感動した餃子屋さん
先日、帰国していらしたロンドン野郎さんと、そのお友達とご一緒する機会があり、餃子の話が出たのですが、そのお友達から新しい情報を教えていただけました。
浜松には「まぼろしの餃子屋」があるんだと。
「かんべゑ」さんというお店で、ほんとに短時間しか開いていないそうなのです。
家人もよく見かけて、昔行ったことがあるらしいのですが、
家人「最近は店をやってるのかやってないのかわからないんだよ。いつも閉まってるし。」
すると友人、「そう、殆ど閉めているでしょう?一日何個って、売る量が決まっていて、売り切れたらお店を閉めちゃうから、ちょっとの間しか開いていないのよ!しかもその餃子屋さん、持ち帰りのものはみんな扇風機で冷まして渡してくれるのよ。生はなしで、焼いたのだけ。」
私「ええ??なんでですか??」
友人「蒸気があると味が変わるんだって。」
私「おお~~徹底していますねさすがまぼろしの餃子屋さん」
というわけで、かんべゑさんに行ってみました。
・・・。・・・・・・。
行ってみたはいいけど、確かに、看板も出てないんですよ~~~~!
「営業中」の札もなし。
これって、場所を知らない人、ないしは土地勘のない人には決して見つけられないのでは・・・??
以前他の食べ物やさんだったのかな~と思われるような雰囲気の建物ですが、営業している兆候が全く見られません。
のれんも中に入れてしまっている様子。普通なら、これは営業していないシルシですよね・・・。
はっきり言って、なにか怪しげ~~な感じ・・・。・・・・。
「たしか、ここだと思うけど・・・。」と、以前行ったことのある家人も非常に不安そう・・・。
駐車場は広くて、結構車が並んでいます。
窓から中を窺うと、人が沢山いて、何か食べている様子!!
何度か入り口と駐車場でうろうろした挙げ句、意を決して中に入ってみると、おお!席は一杯です。
お店の外観とは正反対に、お店の人はとっても親切でしゃきしゃきしていて、
「今一杯で、申し訳ないんですけど・・・・」
と、待ち席を勧めてくれたので、そこに座っていると、来るわ来るわでどんどんお客さんが増えていきます。
でも、待ち席は3つしかないので、その後の人は駐車場待ちです。
私たちもそれほど早く行ったわけではなかったんですが、せめて待ち席に座れて、ほんとう~~によかった。
そして、餃子はホント美味しかったです。
焼き方がかりっとしていて、野菜が多いあっさり味の餃子です。
お酢だけでいただいても充分美味しかった~。
かんべゑさんの餃子を食べると、餃子ってホントに焼き方が大事なんだな~と思います!
写真では餃子しか見えませんが、餃子の下に浜松らしく、しっかり茹でモヤシも入っています。
私たち、この日は遅い朝食だったので、全くお腹がすいていなかったんですが、結局しっかりいただいてしまいました。
また行きたい幻の餃子屋さんでした。
餃子マシン
最近、浜松では「浜松餃子学会」というものができて、色々活動しているらしく、巷には餃子マップなるものも流布しています。
色んな餃子のお店が地図つきで紹介されているので、とっても便利。
テレビのニュースなどで見ていると、この学会の方たちが、餃子マシンを作って披露していました。
その彼らの嬉しげな顔がみょーに微笑ましくて・・・。
その時は、「変なものつくるな~。これって、そんなに意味あるのかしらん・・・」と思っていましたが、今考えると幾分浜松的な発想なのかもしれない・・・!とも思います。
とりあえず、合理化してみる。機械にしてみる。
ホンダやスズキを生んだ土地ですわ~~~!という感じ・・・!
彼らによると、「この餃子を作る機械が浜松餃子を広めることに貢献する」んだそうです。
その脈絡がイマイチわからないけれど、浜松なら、それもありうるのか?!
ところで、餃子は宇都宮が有名ですが、浜松は餃子の消費量が宇都宮に次いで二位だそうなんです!
知らなかった~~~!
そんなに浜松の人って、餃子を食べてたんですか。
たしかに、餃子の店は結構たくさんあって、色々食べに行ったりもしています。
それに、浜松に来てから、餃子を食べる機会も増えている・・・ような気もします。
美味しいお店も沢山あるしね。
持ち帰り専門のお店も、まだ制覇していないところが沢山あるので、これも楽しみ。
今まで行った餃子のお店で一番感動したお店
今まで行った餃子のお店で一番感動したのは、やっぱり老舗の「きよ」で、ここの餃子はちょっとカルチャーショックでした。
ちょっと夢に見るような味というか・・・。
機会があったらまた行きたい・・・。
でも、いつも待ってる人で一杯なんですよね、当然ながら・・・。
すご~く小さなお店で、戦後間もなくですかー?!みたいな雰囲気も味わえます。
だけど、餃子学会の発行したマップには、なぜか「きよ」が載っていないんですよね。
なんでかな~。
まあ、載ってなくても、有名店なので問題ないのでしょうけれど。
「福みつ」の餃子
写真は、先週行った「福みつ」さんの餃子です。
このお店も古いお店で、お客さんで一杯でした。
キャベツ多めの餃子で、殆ど揚げてあるかな?くらいの感じでボリュームがありつつ、あっっさりしていて、美味しかったです~~。
でもこれ、浜松式と呼ばれている形式のものじゃないんです。
浜松式の餃子は、フライパンに餃子を円形に並べて焼いて、そのまま皿の上にひっくり返して、真ん中に茹でもやしを盛ります。
このもやしが、餃子によく合うし、安くて簡単な付け合わせなので、すご~~~くいい思いつきだな~~と感心しています。
これは浜松の発明ですよね、多分。
実に素晴らしい。
自宅餃子でも必ずもやしはつけてます。
でも、家人によると、私は焼き方がイマイチだそうで、修行が必要だそうです。
「じゃあ、お手本見せてよ」と、家人に焼いてもらったこともありましたが、私のとどこが違うのよ程度の出来ではありませんか。
餃子を美味しく焼くにはまだ道のりがありそうです。
まぼろし ~番外編~
まぼろしの芋焼酎
先日、初めて我が家に遊びにいらしたお客様が、差し入れに焼酎を持ってきてくださいました。
その方は、鹿児島出身なので、最近ブームの芋焼酎を選んで来てくださったのです。
後からネットで銘柄を調べましたが、「ネットなどの販売はしていない」とありましたので、きっとわざわざ現地で選んで持ってきてくださったんですよね、ありがとうございます
そのお酒が、写真の「川越」です。
お客様曰く
「魔王とこれと、どっちにするか迷ったんですが、やっぱり実力を買って、こっちに。」
ま、「魔王」とどっちにしようか迷った~~
さ、さすがは焼酎王国
「魔王」は以前いただいたことがありますが、そのころは焼酎がよくわからなかったので、「なんだか美味しかった」程度の感想しかありません。
しかし、焼酎のことをあまり知らない私たちでも、3Mというのは聞いています。
「魔王」と「村尾」と「森伊蔵」
3大ステイタスの頭文字を取って「3M」で、ファンの間ではかなりの値段で取引されているとかいないとか・・・。
さてちょこっとビールで乾杯した後に、さっそく「川越」をいただいてみると、これがほんとに香りもよくて、美味しくて
焼酎って、苦手な方は、あの鼻につんとくる感じを嫌っているのだと思うのですが、そういう突き刺さる感じは一切なくて、いいお酒だな~ということは、素人の私でもすぐわかりました。
最近焼酎にはまっている家人も有頂天です。
チーズフォンデュと手巻き寿司とピータン豆腐という統一性の全くないつまみで、その夜は楽しく更けました。
Mさんご夫妻、ありがとうございました。