「やっこ」が閉店・・・。
今朝、新聞を見てびっくり!
「うなぎのやっこ」が閉店だそうです・・・。
浜松市天竜区二俣のそのうなぎ屋さんには、2~3回食べに行ったことがあります。
店内に入ると、そこはもう昭和30年代か?!・・・という渋い雰囲気で・・・。
今となってはどこにも売っていそうにない若草色っぽいセルロイドの天板のテーブルや固い椅子・・・。
これって、昔はどこのおうちでもこんなテーブルだったように思うんですよね・・・。
天板はセルロイドだけど、足は金属で、それぞれプラスティックのカバーをはかせてあって・・・。でも大抵、どれか足が短くて、あるいはそのカバーが取れてしまって、ガタガタいうんですよね・・・。
その不安定さがなんだか懐かしいというか・・・。
ところどころに貼ってあるお品書きは、ウナギの煙で黄ばんでいます。
窓ガラスはゆがみのある昔のガラスで・・・。
なんだか、寅さんあたりの映画のセットみたいな「昭和」っぷりなんですよね・・・。
ああ、写真を撮っておかなかったのが悔やまれます・・・!
うなぎはご主人がいつも焼いていらして、通りまで香ばしいにおいがしてきていて、風情がありました。
家人が言うに、
「ちょっとイナカ風の焼き方というか、蒸さずに焼き上げてるんだ。こういうのがなかなかないんだよな。野趣溢れるというヤツだな。」
・・・という焼き具合だそうで・・・。
ずっと地元民ではない私には、香ばしくて美味しいなあ、それになんかムチムチしている・・・というほどな感想でしたが、食べ終わると何となく独特の満足感がありました。
なんかこう、パンチがあるというか。
がつんとしてるというか・・・。
ご主人も70を越え、後継者がいないので、とうとう閉めることになったそうですが、ああいう焼き加減に焼ける熟練の方というのは、確かに、もういらっしゃらないのかもしれませんね・・・。
一応、2~3回は食べた・・・ということで、惜しみつつも満足しておくしかなさそうです・・・。
画像は、去年の今頃植えた萩です。
ちょっと珍しい色です。
萩が一夏でこんなに大きくなるとは知りませんでした・・・。
沢山花が咲いてくれて、嬉しい・・・!