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渾身の300トントレーラー

最近、更新をさぼっておりますが、元気でおります。

先日、高輪の物流博物館に行く機会がありました。

もう、非常にマニアックな施設で、日本の物流の資料をずっと集めて展示してあるところです。

よく鉄道マニアなど、多方面のマニアの方々がやってきては、一日中資料映像を見て過ごすちょっと不思議な空間です。

私たちは、学芸員の方に説明していただきましたが、こういう施設に行くときは、説明が絶対に必要ですね。

学芸員さん、時間超過しながら熱く語ってくださいました。

説明もすごかったけど、映像が凄い!!

私たちは、1960年制作の300トントレーラーが変電所に変圧器を運ぶビデオを見せてもらいまいした。

最初はしぶしぶだったんですが、始まったらぐいぐい引き込まれました。

もうこれが、すごいんです!

横浜線橋本駅から西東京変電所まで変圧器を運ぶんですが、当時世界最大(と思われる)の300トントレーラーを建造し、11日かけて運びます。

道中、60年ですから、ほとんど田んぼ。集まってくるギャラリーも、物凄い懐かしさです…!

女性はほとんど着物だし。

で、殆ど舗装していない泥道をそんなもの運ぶのですから、カーブとか、橋とか突貫工事で補強して、通り終わったら取り除いて…最後の長い坂は、自分で上がれないので、キャプスタンとウインチを何台もつかってぐりぐり上げていくんですよね~。

もう、凄いの一言。意外と手作業が多くて、きめ細やかなんですよね。

チームワークと高いスキルでがんがん仕事を進めていく感じが見ていて気持ちがいいです。

海外に造った日本の橋は壊れないと言うけど、こういう風に造っていたんですよね~。

土建国家日本の根性とプライドを見たという感じ。

あと、田園風景とこの最新のトレーラーの対比が物凄い。

60年代は、これからという気合いに満ちていた時代で、それが画面からびんびん伝わってきましたね~。

この映像そのものではないのですが、「映像科学館」というサイトで、これとよく似ている映像を見ることができます。

同じ監督さんではないので、若干違いますが、それでも凄い。

興味のある方は是非ご覧になってみてください。超オススメです!!

このごろでは、色も元通り再現できるそうで、ほんとに綺麗な画面でした。

68の車輪

映像科学館には、この他にも興味深い映像が沢山アップされていて、他のを観るのも楽しみです。

こんなサイトあったんですねえ~。物流博物館にももう一度行きたい…。

学芸員さんオススメの映像を一日中見て過ごしたい…。都内近辺の方は是非!!

上映会なんかもあるようですよ。

浜松市在住 東風 佳代子浜松 東風 佳代子


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