「ひよんどり」で城内さんにお会いしたこと
引佐町の「ひよんどり」は、新春の行事としてこのあたりでは有名なのではないかと思うのですが、実は私、今年の1月そこで城内さんと遭遇しました。
水窪町ほどではないですが、引佐町も結構山深いところだな~と感じさせられる場所です。
「ひよんどり」は、長時間続ける祭なので、ハイライトのところだけ見ることにしようと、私と連れも最後のあたりに会場に入って、高いところに陣取って舞台を見ていました。
しばらくすると会場がざわめいて、なんと城内実さんの対立候補の方が会場に入ってきて、一席ぶち始めたのです。「ひよんどり」の舞台を中断してまで・・・。
これには驚きました。
唖然として見ていると、次には城内さんが横からすっと会場に入ってきて、やはり一席ぶつのかなと思ったら、なんと見物の人に混じって舞台を見ているではありませんか!
「城内さん、舞台を見ている場合じゃないでしょう!!対抗してテレビにもっと映ってくださいよ~~~!」
と、陣取った場所から小声で叫んでも、城内さんはまったくこちらには気付かず(当たり前ですが)握手を求めてきた人と握手をしたり、あろうことか舞台を写真におさめたりしていました。
これじゃあ一般の見物客と変わらんではないですか!自分が写真を撮ってどうするんですか!写真に映らなきゃ!!・・・と、私たちは遠くから切歯扼腕していたわけです。
祭が引ける前に、対立候補の方はさーっと帰っていかれましたが、城内さんは祭が終わってからも地元の人と混ざって焚火を囲んで談笑なんてしてらっしゃいます。
近寄って挨拶し、
「城内さん、なんでもうちょっとアピールしないんですか~。
テレビにもうちょっと映られるとよいのに!!」
と申し上げたら、
「いや・・・ここには見物で来たので・・・・。」
そんなこと言ってる場合ですか!!・・・・と思ったのですが、でも城内さんってそういう方なんですね・・・。
その後、地元の方に招かれて、城内さんと一緒に私たちまでご馳走になったのですが、そのお宅は客間も土間も人で一杯で、どこの誰かもわからない私たちにまで分け隔て無くおせち料理を出してくださいました。
こういう、日本の原風景みたいなところもあるのか~と感じ入ったことです。
城内さんはそこの家の方とも非常に親しく接していらして、しょっちゅう来ていらっしゃるのだなとわかりました。
城内さんの連れの男性とお話したのですが、その方も祭が好きで写真を撮って回っていて、やはり祭で城内さんと出会ったそうなのです。
「信条としては他の政党を推しているけれど、城内さんは別ですね。全面協力したいですね。こんな人、他にはいませんよ!こういう祭の良さがわかって、自分で足を運ぶ政治家なんて、稀有な存在ですよね!」
と熱く語っていらっしゃいました。
応援する者としては、すかさずテレビにアピールする如才なさを求めたい気持ちもあるけれど、やっぱり、こうして心から応援する方々と、自然に祭を楽しんでおられる城内さんの姿って、政治家のあるべき姿なんじゃないかな~と思わされました。
地方の政治のあり方というのは、これからどんどんモデルを作っていかなければならないのが現状だと思いますが、一体どういう人が本当に地方のことをわかって、考えているのかなと思うと、もはや一目瞭然だと思いました。
支援者って、そうした中から自然に生まれるのが本当に望ましいことですよね。