【健康維持】骨粗しょう症や圧迫骨折は遺伝?治療や回復させる方法は
骨粗しょう症や圧迫骨折は遺伝なの?治療や回復させる方法は?
骨粗しょう症や圧迫骨折の治療、回復方法は?
骨粗しょう症、圧迫骨折。何度か耳にしたことはあるが自分は大丈夫と思ってる方も多いと思います。
私もそうでした2年前までは・・・今から2年前の秋、母が骨粗しょう症による腰椎の圧迫骨折をしてしまったのです。
少し背中が丸くなり始めている母に付き添ってた私を、ちらっと一瞬横目で見た医師は「背中が曲がるのって遺伝なんだよね」とおっしゃったのです。
とても忙しく診察室を行ったり来たりしている医師に詳しく話を聞くことができず、「骨弱い→背中が曲がる?」と勝手に思い込み、それから1年後になってしまいましたが骨密度の測定をしたのです。
結果は大腿骨は要指導でしたが『腰椎は要精検、注意必要区域でした。』合わせて血液検査もしたのですが、どうやら私の場合、骨はしっかり作られているが壊す細胞もそれ以上に働いてるようで作るほうに追いついていけないということでした。
年齢やホルモンも関係しているようです。
そこで治療として4週に1回飲むボノテオ錠と毎日飲むエディロールカプセルを処方されました。
4週とはいえ通院もなかなか大変で私の場合1か月に1度。エディロールカプセルも飲み忘れたりと結構ゆるい感じで治療していましたが、5か月後の骨密度測定結果、順調に骨密度は上がっていました。
しかし、このときになってふと疑問が・・・なぜ腰椎の方が弱いの?
カルシウムを摂ったら日光にあたるとか運動するとか漠然と思ってはいましたが、やはり骨にある程度の負荷をかけないとカルシウムの利用効率が悪くなるということだそうです。
確かに仕事で一日立ちっぱなし、移動も多いため大腿骨には負荷がかかってるのかもしれません。
でも負荷をかけるってどうしたらいいのか?体幹を鍛えるストレッチをしたり休日のウォーキングする程度では足りないのかもしれません。
そして今年9月の骨密度測定した結果、大腿骨は一応安全区域まで達しましたが腰椎は5ヶ月前とほとんど変化がありませんでした。
倦怠感、胃のもたれを感じるようになったためエディロールカプセルをやめたことが原因なのかもしれません。
薬に副作用はつきものですが腰椎に変化がないのは残念でした。
5ヶ月に一度の骨密度測定と合わせ肝、腎機能等も調べ今後もボノテオ錠で様子を見ていく予定でした。
しかし8月中旬ごろから右足付け根にずきっと痛みを感じるようになり、あまり気にはしていませんでしたが一応診察を受けたところ、骨が陶器のような状態になり大腿骨骨折に至ることもあるということを聞き驚きました。
骨を強くしているはずが逆に折れるって・・・
さらに同じ薬を服用している方ですでに骨折したレントゲン写真を見せてもらいましたが、しかも偶然同じ年、自分のも同じように見え恐くなってしまいました。
この方はステロイドも服用していて条件は違うとはいえ不安は増すばかりです.医師と相談し薬は中断。
徐々に薬は体から抜けていき陶器のようになった骨は元に戻るということですが最後の服用からまだ2週間。不安は消えません。でもこのままではまた骨密度が下がってしまいます。
とりあえずサプリを取り入れ食事にも気をつけていくしかありません。あとは筋肉を落とさないよう歩いたり体操もやることにしました。
サンマ、シラス、春菊、小松菜、ホウレンソウ、豆腐、納豆等はよく知られていますが、最近梅干が骨粗しょう症予防に効果があると知りました。
カルシウムの吸収率を上げるためにはマグネシウムが必要なのですが、梅干にはそのマグネシウムが含まれているのです。
その梅干を毎日食べている人は食べていない人より10%骨密度が高いという報告もあります。
食べるタイミングとしてはカルシウムの吸収率が上がる夜(1日のうちで20時~24時頃が吸収率が一番高いとのこと)が良いようです。
春菊、小松菜、ホウレンソウなどを含んだ野菜ジュース。
DHCのカルシウム+CBP
牛乳やヨーグルトは骨を作るのには良い食べ物、飲み物ですが、
食べ過ぎは低体温に結びつく傾向も多少あるのでご注意されると良いと思います。
私の場合、胃腸が弱いのもあり夏でも牛乳は温めて、さらにきなこを入れて飲んでいます。
また冬場ヨーグルトは、冷蔵庫から出し常温してから。すぐ食べたいときはレンジで数秒温めます。
しかもホットヨーグルトはダイエット効果もあります。
背筋を鍛える体操
1. おへその下にクッション等を敷きうつぶせに寝ます。
2. 両手を腰の辺りで組みそのまま上体をそらせる。
3. そのままキープ。
勢いはつけず鍛えたい筋肉を意識しながら、ゆっくり行うのが効果的のようです。
あともう1つ。
「うつ伏せに寝て両手を床につけたまま腕を真っ直ぐに伸ばして上半身をそらす。」
これらを根気良く頑張っていこうと思います。健康寿命を延ばし人生を楽しむために。
そういえば、最後にボノテオ錠を服用してから2ヶ月。足の付け根の痛みは気にならなくなり骨折もせず元気に過ごしています。心配性の私は、洗面道具や着替えをひとまとめにして入院の準備をしていました。まあこれはこのまま地震の非常持ち出し用にしておきます。
体操も3日坊主にならず続けていますが、頑張り過ぎて翌日筋肉痛になることがあります。やり方が間違っていたり無理をすると逆効果になってしまうので、気をつけたほうがよさそうです。
3日坊主にならない1つの手段として、ながら運動が良いです。
テレビを観ながら、台所に立ちながら
背筋体操はできないので会社での朝礼中、腰のあたりを意識してお腹にぐっと力を入れて立っていたりすることもあります。
また、ストレッチボードにのって歯をみがいたり、ドライヤーを使いながら足首を上下させたり、ふくらはぎは第二の心臓と言われているため血液の循環が良くなるとのこと
まぁこれは骨を強くするのとは関係なかったですね。失礼しました。
こんなふうに日常生活に取り入れると続けやすいです。
先日5ヶ月ぶりに骨密度を調べました。薬も中断しているし、運動も頑張れてはいないので下がっているのではと不安です。
骨密度測定結果がでました。
ボノテオ錠をやめて4ヶ月。運動、食事、体操となんとか続けてきました。
腰椎は横ばい。しかし大腿骨はわずかですが減少していました。
医師からボノテオ錠以外の薬を勧められましたが、副作用を思うと踏み切れず、またこのまま運動や食事で様子を見ることになりました。
しかし現状のままでは骨密度はどんどん減少してしまいます。何かやらなければ。焦ります。
そんなとき以前観たテレビ放送を思いだしました。
骨についてのとても興味深い内容でした。NHKスペシャル人体。神秘の巨大ネットワークです。
かいつまんで話しますと、骨は若さを司る臓器。
骨からいくつかのメッセージ物質が脳に送られ、記憶力。免疫力。筋力。精力。これらを保っているのです。
つまり骨が健康であれば、体の若さを保てるというのです。
ただ体を支えてるだけではないのですね。
母が骨折するまで骨のことを考えたことなどなかったので私自身も知らなかったのですが、骨は毎日、作っては壊し作っては壊しを繰り返し3~5年ですべて入れ替わるのだそうです。
なぜ入れ替わる必要があるのか?毎日私たちの体は、飛んだり跳ねたり、重いものを持ったりと骨はがんばっています。だから疲労骨折を防ぐために常に新しい骨と入れ替わる必要があるのです。
その骨を作る骨芽細胞と壊す破骨細胞があり、さらに骨の量をコントロールする物質でバランスが取れていないと、骨折しやすくなったり逆に骨が増え続けるという難病があるのです。
骨の量をコントロールする物質、スクレロスチンという骨を作るのをやめようというメッセージ物質が多すぎた、元自転車競技の選手の話があります。
その彼は、子供のころから自転車に乗り何度も競技会で賞を取り絶頂期のある日、プライベートで自転車に乗っていて転んでしまい大腿骨右近位骨折をしてしまいました。
まだ25歳。しかし骨量は80歳だったそうです。なぜ?自転車は大腿骨を鍛える良い運動だと思っていたのに。
もちろん自転車は太ももの筋肉を鍛えたり有酸素運動で血管にも、とても良い運動。
でも偏った運動習慣が骨を弱くしてしまったのです。骨は衝撃を加えるとその量が増えるのだそうです。その点では自転車は衝撃は受けないですよね。でこぼこのところを走るならともかく。
そしてジョギングと自転車競技の方の骨量を調べると、ジョギングをしている方が骨量が多いという報告があります。ある実験で1日30分週3回ジャンプするというのを1年続けたところ、骨量が増えたそうです。
ということは良い骨を作るためにカルシウム、ビタミンD、ビタミンK、衝撃を加える運動、日光にあたる等などが必要ということですよね。
だから衝撃を加えるという点で私も運動を増やすことにしました。
ドライヤーの使用中や会社での休み時間を使って足首の上下運動+かかとをゴンと勢いよく床におろす。
これは、かかと落としといってある整形外科の医師が数年にわたり、骨粗しょう症の患者さんにやってもらったところ骨密度が上昇したという報告があります。
回数などは自分の体力に合わせ、少しずつ増やし何よりも継続することが大切ですが、場所も取らずどこでも簡単のできる運動なのでかなりお勧めです。
それから体重の軽い人は負荷がかかりにくいため片足立ちがいいよと、整形外科の看護士さんが教えてくれたので
仕事中や食事の支度中にやっています。
これは後に知ったのですがフラミンゴ体操といって、1分やるとなんとウォーキングを20分やったのと同じ効果だそうです。
これもどこででもできますよね。私は仕事中によくやっています。
とりあえず無理をせず今後も生活の中に取り入れていき、効果が出ることを期待しつつ5ヶ月後(7月ころ)に骨密度測定の結果をまた書きます。