外野には寛大に
パスタは好きでよく作ります。
好きなだけでなく、ワンプレートですむ手軽さとスピードが非常に魅力ですよね。
パスタの塩加減は、
「海の味くらい塩を入れてください」
と、テレビでイタリア人が言っていましたが、一度そのくらい入れたら辛くなりすぎて(多分多すぎたんですね)懲りてしまったことがあるんですよね。
それ以来、ちょっと薄めの塩でパスタを茹でていた私に、家人が
「イマイチだよな?。パスタを茹でるときの塩を、もうちょっと増やしたらどうだ」
とのたまいました。作らないくせに、文句だけは妙に細かかったりするんですよね…。
薄めの塩加減にしていたのは、入れすぎて不味かったという記憶もあるんですが、塩が勿体ないという下心も、実はあったりして…。
パスタを茹でる時には、塩が大量に必要なので、精製塩にしている方もいらっしゃると思いますが、うちは自然塩にしています。
なので、余計にケチりたくなるんですよね??!
お湯も大量に沸かさないと美味しくないし、それに分量の塩を入れていたら、たまったもんじゃないわ…というのが本音。
しかし、塩が少ないというのは自覚していましたし、ケチっていることが後ろめたくもありましたので、とりあえず塩を増やしてみることに。
そうしたら、さすがやっぱり、全然違うんですよ??!
塩が的確になると、パスタ自体が非常に締まって、ぐんと美味しくなるんですよね!
ペペロンチーノが「なんだこれは!!」っていうくらい、美味しくなる!!別の食べ物みたい!!
パスタには必ずパルメザンをかけていたんですが、これが全くいらなくなるくらい美味しいんですよ!!
いや??、変なところでケチらない方がいいですね!
パスタが美味しくなると、チーズをかけないので、今度はチーズの節約になりました!
今どきチーズは高いですから、これは非常によい再発見でした!!
多少むっとしても、外野の文句にも寛大に耳を傾けた方が得な時がありますね!!
ところで、他のイタリア人が、パスタのゆで加減について、
「袋の説明に書いてある時間茹でるなんて、イタリア人は絶対にしない!!もう、この半分だね!!」
と言い切っていました。
ってことは、7分と書いてあったら3分強ってこと?…。…。
麺が硬いねと言われてしまう私でも、さすがにそれは、やってみたことありません。
ちょ、ちょっと勇気がないというか…。3分強くらいじゃ、アルデンテとかそういう世界じゃなくて、ものすごくごつい芯があるんですけど…。
これが食卓に並べられるころには丁度良い硬さになるんでしょうか…。誰も食べてくれない麺が大量に余ったらと怖くて、試したことがないんですが…。
うちの主人は、水もお塩もすべて毎回計量しています(汗)。おっしゃる通り、しっかり軽量組の彼の作るペペロンチーノとカルボナーラは絶品です。大雑把なイタリア人によるイタリアの料理のはずなのに~~矛盾を感じます(笑)
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