イギリスでよく使う単語や表現!アメリカとは違う?覚えておくと良い事
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イギリス英語で覚えておくと良い単語ってあるの?
イギリス英語はアメリカで使う英語とは発音や意味などが違ってくる場合があり、戸惑ったり苦労することもあるようですね。
旅行へ行く前にアメリカとの違いや、覚えておくと良い単語や表現などをいくつか載せていきますので、参考にしてみて下さいね。
「a」のアクセントと「cheers」の意味
イギリスの英語はアメリカの英語と比べて癖がとても強いので、初めて行った人は聞き取れないと思います。
特にアルファベット「a」の発音はアメリカ英語では「エー」なのに対し、「アイ」と発音するので、何回も聞き返してしまいました。
また、単語で印象的だったのはよく映画などで見かける乾杯するときの「cheers」はイギリスでは友達同士の軽い挨拶で使うので、慣れるのに時間がかかりました。
また、ジェントルマンな国だからか分かりませんが、文章の言い回しがひとつひとつ丁寧でした。
例えば、人にものを頼むときなども、「please~」や「kindly~」などを文頭や文尾につけて頼むので非常に丁寧だなと感じた記憶があります。
英語が英語に聞こえません!
夫の仕事の都合でロンドンに1年住んだことがあります。
英語力にはそこそこ自信がありましたが、アメリカ英語の発音にしか触れてこなかったので最初の頃は話されている英語が英語に聞こえませんでした。
ロンドンで生活を始めてから頻繁に耳にした言葉が「チューブ」です。始めは意味が分からなかったのですが、地下鉄のことをチューブとかアンダーグランドとか呼ぶことを現地在住の日本人に教えてもらいました。
ロンドンの地下鉄はとても便利で(日本よりは大雑把?!)生活をするうえでは欠かすことのできない存在でした。
チューブを使うようになってすぐに日本のスイカみたいなオイスターカードを作り割引が受けられたのも嬉しかったです。
日本ではスイカを使っても運賃は安くなりませんがオイスターカードを使うと節約になるのでおすすめです。
戸惑った「予約確認」の英語表現
アメリカ英語とイギリス英語の違いで、例えば1F(first floor)がイギリスではground floorで、first floorは2Fの事とか、微妙にニュアンスが違うのに戸惑ったのをいくつか覚えていますが、その中で最も強烈に戸惑ったのは、「予約の確認」のニュアンスでした。
初めてのイギリス旅行はタイ航空でバンコクに経由でイギリスのロンドンに行ったのですが、それまで行き慣れていたバンコクで数泊してからロンドンに向かいましたので、まず物価があまりにも違って「高い」からと、安いゲストハウスをネットで予約していました。
ロンドン到着が夜で未知の国だったので、物価の事と同時に不安が募りましたが、「英語の国」だからと思って安心してゲストハウスにチェックインしたのです。
ところが、リザベーション(reservation)と言う言葉が通じないのです。何度も聞き返されたのでどんどんに焦ってしまって、途中から相手の言葉も上手く聞き取れずに4・5分意思疎通ができずに最後はジェスチャーを交えてどうにか相手に理解してもらってその時は泊まることができました。
当初は私の英語が下手だから通じなかったものだと思っていたのですが、その後でも予約していた料理教室で、このリザベーションが通じず「これはおかしい」と思っていたら、相手の人が「ブッキング(booking)?」と言ってくれて、それに慌てて「Yes」と答えてようやく通じたのです。
この予約確認で『リザベーションではなくブッキングがイギリス英語で使われる』と言うのが1番印象に残っています。
「元気だよ!」はイギリス英語でどう表現すればいい?
イギリス人と言えば、ちょっと皮肉のきいたジョークや分かりにくい婉曲表現が大好きなことで知られていますね。
日常の何気ない会話でも、そういったひねった表現がたくさん出てくるので、それを知らずに真に受けてしまうと何だかずれた会話になってしまうのが、外国人の辛いところです。
例えば道でばったり友達に会って「久しぶり!元気?」と問うと、例えばアメリカであれば「I’m fine! (元気だよ!)」などと答えが返って来るでしょう。
ところがイギリスではしばしば「Actually, not too bad.(実はまあ悪くはないよ)」と返って来ます。
あれ、じゃあ調子万全というわけではないの?と思って顔を見ると相手はとても元気そうで満面の笑顔。
そうなんです。問いに対して決して全力で答えない。ちょっと余力を残しておくのがスマートとされているイギリスらしい表現ですよね。
意味が大きく変わることがありました!
イギリスでの留学経験を通じて注意・意識しておきたい英語表現を紹介したいと思います。
お店での買い物の際に注意して頂きたいのはショッピングカートはアメリカ等では「cart」で通じますがイギリスでは一般的に「trolly」です。
またホテルなどでの注意点としてはエレベーターがあります。「elevator」がなかなか通じなくて苦労した印象が強いです。
「lift」と言う様にしましょう。
サッカー観戦に行かれる方もいると思いますが、イギリスではサッカーを「soccer」ではなく、「football」と言うと通じやすかったです。
会話に於いて「bomb」という言葉がアメリカ等ですと「大失敗」という意味で使用されることが多いですが、イギリスでは逆に「大成功」の意味で使われやすいです。
ただし、これについては話の流れでどちらにも解釈されることがありますので、話の流れで意味を判断する様にするといいと思います。
Dinnerが昼ごはんを意味することがあります!
日本では100%[Breakfast]=[朝ごはん]、[Lunch]=[昼ごはん]、[Dinner]=[晩ごはん](Supperはあんまり使わない方がいいよ)って習ってきましたけど、[Dinner]は1日のメインの食事を意味します。
ご家庭(1日のメインの食事がお昼ごはんの家庭)によっては[Dinner]は昼ごはんになります。
その場合、[Breakfast]=[朝ごはん]、[Lunch]=[朝のおやつ]、[Dinner]=[昼ごはん]、[Tea]=晩ごはんとなります。Cambridge DictionaryではDinnerを[通常は夜に食べる食事だが、ときどきBritenでは1日の半ばに食べる食事]と説明しています。
みんなそう使うというものではないのでややこしいですが、Dinnerのパーティーにご招待しますと言われて時間がお昼と言うこともあります。
とは言っても、日常ではお昼は[Lunch]です。会社のお昼ご飯を[Dinner]と言うことはありませんでしたが…
スラングは覚えておいて損はありません!
大学生の時、提携しているイギリスの大学に研修旅行に行きました。研修にそなえ、事前に英語やイギリスの文化について学んでいたつもりでしたが、やはり実際に交流してみると困ることもたくさんありました。
特に戸惑ったのが、スラングでした。
現地の大学生と街へ出掛けたり食事をしたりと一日中一緒に過ごす中で、色々な場面でスラングは出てきました。
その経験から覚えておくと役立つスラングをいくつかご紹介します。
“gaff”は他人の家やアパートのことを指します。
“rubbish”は下手くそや、くだらないという意味です。
“cheers”はありがとうという意味でよく使われます。
“dodgy”は怪しいとか危ない物や人のことを意味します。
日本でよく使われるマクドナルドの略のマックやマクドは”maccyd””maccies”といいます。
イギリスのレストランで覚えておくと良いこと
ポテトに味はついていません!
学生時代イギリスに語学研修に行っていた時、マクドナルドでポテトに塩が振りかけられていないことに驚きました。
日本では頼めばケチャップをつけてもらうことができますが、それと同じ感覚で塩と胡椒が紙袋に入ったものがレジ下に用意されているのでポテトを頼んだら忘れずに”Salt, please”と言いましょう。
味のないポテトを食べる羽目になってしまいます。
また、同じようにランチを食べに行った時もたいていがポテトに塩はかかっていません。代わりにケチャップが添えてある場合が多いです。
もし何もついていなければ頼めばもらえることが多いです。
最近は”ketchup, please”や”Do you have ketchup?”でも通じるようですが、イギリスではいわゆるケチャップのことを”tomato sause(トマトソース)”と呼ぶのが一般的です。覚えておくといいかもしれません。
和食が恋しくなったらぜひ!!
ロンドンに1年住んだ主婦です。イギリスの料理がまずいのは有名ですが、ロンドンには世界各国のレストランがあるので外食は意外と楽しむことができました。
インド料理店なんかは特に安くておいしいので頻繁に通いました。イギリス人向けにほとんど辛くないカレーに改良(?)されて出てくるので辛いものが苦手な人でも挑戦することができます。
和食のお店も少ないですがあります。ただ、日本人が料理をしているお店はまれなので和食だったら自分で作ったほうが数段おいしく食べることができると思います。
和食の食材が欲しくなったらピカデリーサーカスのジャパンセンターに行きましょう!
通称ジャパセンには和食材のほかに書籍なんかもあり、ホームシックになった舌と心を癒すことができます。ジャパセンはロンドン在住の日本人の合言葉なので覚えておいて損はないと思います。