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ヘナを使うときのシャンプーはどうしていますか?いろいろ試してみたけど今は湯シャン

「ラプンツェル」 フランク・カドガン・クーパー

ヘナを使うときのシャンプーはどうしていますか?いろいろ試してみたけど今は湯シャン

私の髪は太くて量も多く、若干天然ウェーブなので小さい頃からスタイルがうまく決まりませんでした。でも、それ以外は特に心配したことのない髪です。

ちょっと特殊なケースかもしれませんが、私は美容院には20年以上行ったことがなく、髪はお風呂に入った時ヘナで染めて、湯シャン(いわゆるシャンプーを使用せずにお湯で髪を洗うという意味)して、髪を切るのは伸びすぎたなと思った時に自分で鏡を見ながら行っています。

普段はロングヘアをおだんごにまとめています。

髪を洗うときにロングヘアは面倒くさいのですが、髪を自分で切るのですから、あまりショートヘアだとみっともなくなりそうですので、もうずっとロングです。

ですので、髪の毛にヘナ以外はお金がかかっていません。

そして、自分なりに、普通に快適だと思っています。

ただ、生まれた時からさらさらヘアではないので、おしゃれな髪型になったことがあまりなく、そうなりたいという望みも特にない、という状況ですので、この話が参考になる方と、そうでない方はあるかと思います。

でも、女性はどんな方でも髪の毛の悩みは、色々とありますよね~。
私の場合は、毛染めについてです。

20代のころは、普通に美容院に行き、パーマをかけたり、ヘアマニキュアをかけたりしていましたが、脱色したり、強い色に染めたりということはしませんでした。

しかし30代から白髪が気になり始め、それと同時に美容院にかかるお金を圧縮したくて、普通に薬局で売っているような求めやすい価格のシャンプーと毛染めを使いはじめました。ケミカルな毛染めは、結構な刺激臭がしたり、ぴりぴりする時もありましたが、みんなやっているし、こういうものなのかな、と思っていました。

主婦となってしばらくしてから、ナチュラルなものへの関心がなんとなく高まり、情報を集める中で、シャンプーのシリコンなどケミカルなものが体に及ぼす影響を知り始めました。

そこで、自分自身は特に困ってはいなかったものの、髪をヘナで染めることにしました。今から十数年ほど前でしょうか。

このごろでは、シリコンフリーのシャンプーなども売っていますね。そのころはまだ、そういったものはあまりありませんでした。ごく少数の方だけが気にしていたと思います。

最近は、ヘナも薬局で見かけるようになりました。情報も行き渡ってきて、ヘナを使っている方が増えているのでしょうね。

ヘナをご存じない方のために説明します。

■ヘナとは

ヘナは、色素を持つ植物を粉状にしたもので、古くからインドで毛染めに使われていました。インドでは今はむしろケミカルなものを使う方が多くなり、ヘナは廃れかけているそうですが、伝統的なものに価値を見いだすのは外の人という事情はいずこも同じなんですね。

ヘナの粉はビニール袋などに入って売っています。基本的な使い方は、それを適量のお湯で溶いて、ケチャップくらいの固さにし、髪に塗ります。

そして数時間置いて洗い流します。

ヘナは、髪や皮膚に負担が少ないという長所があり、とても良い毛染めだと思いますが、基本的に素朴なものなので、お湯で溶いたり、塗ったり、塗った後の髪の毛をそのまま長時間置いたり(!)という面倒くささが最大の弱点です。

ヘナは地元のナチュラル系のお店で購入しました。

最初は色の赤っぽい本来のヘナだけを使っていましたが、ちょっと自分には赤すぎると感じ始め、藍などの入ったものにシフトしていきました。

ヘナには、自然の染料を混ぜたものもあり、髪色を選べます。(科学的な材料を入れたものもあるようですので、自然なものを使いたい方は商品の原材料などの欄を見て、気をつけてくださいね)

■ ヘナは塗る手間と色を浸透させる時間がかかる

ヘナを使っている方はご存じかと思いますが、ヘナは天然成分のものですから、染めるのにちょっと手間がかかります。

私は、夜寝る前に風呂に入ってシャンプーした後にタオルドライして、手でヘナを塗り、その後髪全体をラップで覆って手ぬぐいで包み、冬ですとその上から毛糸のキャップをかぶってそのまま寝ます。

次の日朝一番にシャワーを浴びてヘナを落とす、ということを結構長く続けていました。でも、冬はこれが寒いです、とっても。

夕方5時頃にヘナを塗って、風呂に入った時に落とす、というサイクルもしたこがあります。
これは比較的いいかなと思っていましたが、お客様などがあると、頭にタオルを巻いた状態で玄関に出なければならないので、実に困りました。

ヘナの毛染めの周期は20日くらいに一度でした。でも面倒くさくて、ちょっとずつ染めるのを先延ばしにしてしまうと、生え際が白くなって、全体的に色落ちがして、どんどん見栄えが悪くなっていきます。そのぎりぎりのところで仕方なく毛染めする・・・という感じでした。

そう、「仕方なく」いう感じです。髪のためとはいえ、ヘナはそれなりに大変だと感じていました。

そして、ヘナをしても髪がごわごわなので、椿油を塗ったりもしていました。

それでも、元のシャンプーとケミカルな毛染めに戻ろうとは思いませんでした。塗るときの刺激臭などが、やはり嫌だったのかもしれませんね。ヘナもそこそこ匂いがしますが、私はそれほど気になりません。

■ ヘナとシャンプーの相性

ヘナを使っていると、一番困るのがシャンプーです。
相性の悪いシャンプーだと、ヘナの色がごっそり抜けてしまうのです。

本当は石けんシャンプーにもしたかったけど、石けんシャンプーってヘナがやたら落ちるんですよ~。ケミカルな毛染めもすごく色落ちしますけれども。

石けんそのもので洗ったこともあります。これも色が落ちてダメでした。

とても困って、ヘナを使いつつ利尻昆布シャンプーを併用していたこともあります。

それだと多少色持ちするような気がしましたが、ちょっとお高いのが悩みの種で。そのうち買っていたショップで販売されなくなって、だんだんそれもやめました。

■洗髪のたびにヘナを使い、その都度洗い流すように

しかしある時、ア○ゾンで見かけた記事に画期的なやり方が書いてありました。

ヘナを一ヶ月おきにするのではなく、洗髪のたびにヘナを少なめに塗り、しばらく湯船に浸かったり、体を洗う間だけ色を浸透させ、その後時間が経っていなくても洗い流してしまう、というのです。

とても楽そうなので、早速そのまねをすることにしました。

そうすると、ヘナがそれほど面倒くさくなくなり、しかも比較的頻繁に染めるのでそれほど色落ちしません。

相性の良いシャンプーも見つけて、リンスはクエン酸を溶いたお湯を使うようになると、髪も心なしか落ち着き、だいぶ現状に満足するようになりました。

ヘナを塗る道具も購入しました。

この櫛つきのブラシは、ア○ゾンや普通の薬局などで1000円程度で売っています。飛躍的にヘナが塗りやすくなりましたので、購入をおすすめします。手で塗るより、ずっと効率がよいです。

ヘナを100円ショップで購入したプラスチックのお椀で溶いて、このブラシで塗ります。道具をそのままお風呂や脱衣所に置いておきますと、便利です。

こうして、ヘナが色落ちして、白髪が見えてしまうというみすぼらしい状態になることがぐんと減りました。

このやり方は、結構おすすめかと思います。

ヘナは塗ってから時間を置かねばならないことが、本当に負担なのです。その間頭が濡れた状態なので、寒いし、ヘナが垂れてくることもあって服が汚れることもあり、デンジャラスですし、人に見せられる姿じゃない、ということも気になります。

そうした懸念から解放されて、かなり楽になりました。
でも、同時に始めたクエン酸のリンスは、ちょっと頭皮に刺激を感じることもあり、そこはずっと気になっていました。耳の後ろもちょっと痒くなる時もありました。

■ヘナは脂と相性がいい?

ヘナのことを調べていると、ぽつぽつ新たに気になる記事もありました。

ヘナは油と相性がいいので、髪に椿油やごま油などを塗ってからヘナをすると良い、という情報も、実はあるのです。

それは、シャンプーと正反対の世界ではないですか!
今まではシャンプーしてタオルドライした後にヘナを塗っていたのに、逆に油を塗るんですよ!

中には、ヘナを塗る前にはシャンプーの必要がない。頭皮の脂があるので、そのまま塗ればよいのだとおっしゃる方もいます。

私は正直、それをやってみる気にはなれませんでした。そんなの変だと勝手に思っていたのです。

しかし同時に、シャンプーを使わずに、お湯だけで髪を洗うという「湯シャン」というやり方もあると知りました。

シャンプーを使わなければあまり色落ちしないのだから、湯シャンはかなりよいのでは、という気がしてきましたので、時々夏に、ヘナを塗らない日は湯シャンにするなど何度か試したりもしてみましたが、どうもあまり良い感じにならず、頭皮が痒くなったりしたので、また今までの「シャンプーの後ヘナを塗り、クエン酸リンス」というやり方に戻っていました。

これは、今思うと、シャンプーとシャンプーの間にお湯で洗うというだけなので、完全に湯シャンに移行したことにならないのですよね。

湯シャンは、「ずっとシャンプーを使わない」ということらしいんです。

でも、待てよ、私はヘナと湯シャンを別々に考えていたのですが、それはどうなんだろう・・・と思い始め、ググってみると、いました!ヘナでなおかつ湯シャンという方が!

■ ヘナと湯シャンを同時にやってみることで飛躍的に改善した!

ヘナは脂と相性が良いので、髪を洗わずにそのままダイレクトにヘナを塗ってみる。

その後湯船に浸かるなどの間放置して、お風呂を出るときにシャンプーを使わずにお湯で洗い流して、そのままにしてしまう、という、今までのやり方と湯シャンを混合したやり方です!

やってみると、これがとっても楽!

シャンプーを使わないので、髪もしっとりしているから、いつも使っていた椿油もそれほど塗る必要がありません。髪のゴワつきも比較的抑えられているように思います。

そして、なんといってもヘナがよく染まります!今までにないくらいしっかりしています。

そして、地肌が痒くなるということもないです。(シャンプーをしないので、クエン酸のリンスで中和する必要もないというわけです!クエン酸さようなら。)

それと、これも大事ですが、フケが確実に減りました

また、どういうわけか、洗髪の時の抜け毛が減りました

髪が長いので、洗髪の後は排水溝をチェックして、集まった髪の毛を取り除いておかなければ大変なことになってしまいます。
でもその時の髪の毛の量が今までの4分の1ほどに減っているのです。

これは、シャンプーを使用する時ほど頭皮をゴシゴシしないからかもしれませんね。理由はよくわかりません。

私は洗髪は冬なら三日に一度なのですが、今のところ特に問題を感じていません。夏になったら、さすがに汗をかくので、毎日洗髪が必要かもしれませんね。

ちなみに私は、髪を洗った後にタオルドライのみで、ドライヤーも使いません。冬にこれでは寒いのではと思いましたが、これが意外と平気です。

ヘナを塗って頭が濡れた状態で寝ることに慣れていたからかもしれません。

慣れていない方や寒がりの方は、ちゃんと乾かした方がいいと思います。

ただ、ドライヤーはかなり電磁波が強いということを、最近になって電磁波過敏症を指摘された従姉妹から聞いて、そうだったのかとびっくり!

従姉妹はドライヤーをかけた後、腕が上がらなくなるほどダメージを受けると言っていました。過敏症の方は本当に大変です。でも、一般の人も、本当は多少ダメージはあるのかもしれませんね。

電磁波については、全く関係がないとおっしゃる方もありますので、なんとも言えませんが、自分自身は、なるべく浴びないようには気をつけています。

パソコンはがんがん使っていますが、電子レンジは使用しない、という感じで、自分の都合のいいように使い分けています。

くだんの従姉妹は、家の中に飛び交っていたWi-Fiの電源を切ったところ、かなり体が楽になったそうです。ついでに父親の高血圧も改善したと言っていました。心当たりの方は試してみるのもありかもしれません。

ちなみに我が家はWi-Fiは飛び交っています。便利さには負けます・・・。

ヘナの色落ちも今のところ殆どありません。枕も特に汚れていません。

ただ、ホテルに泊まった時、シルクの枕カバーが少し黒くなってしまいました!木綿の枕カバーは汚れないのに、シルクだと汚れやすいのかもしれません。目が細かいからなのかしら・・・。理由はよくわかりません。ホテルの人、ごめんなさい。
頭の下に手ぬぐいなどを敷いて寝ればよかったかもしれません。

シルクの寝間着や寝具をご利用の方は、注意が必要かもしれません。

また、雨に濡れながら歩いたことがないので、雨などでどれくらい色落ちしてしまうのか、服についてしまうのかまでは、未調査なのでわかりません。

よく外出される方や、白っぽい服装をよくされる方、汗をかくスポーツをされる方は、そういうことも気をつける必要があるかもしれませんね。

未調査事項は色々ありますが、今のところはかなり快適で安定したヘナと湯シャンの日々となりました。

また気になることがあったら、記事にしてみたいと思います。

ありがとうございました。

東風佳代子

3 Comments »

  • 私もへナで試行錯誤しているのですが、これから自分でもたどりそうな行程を書いていただけていて、とても参考になりました☆

    • ありがとうございます!!

      つい先日、この記事を読んだ友人から、もっといいヘナがあるよ~と教えてもらいましたので、それも使用してみて、レビューを書き足そうと思っています。

      「マハラニヘナ」というそうです。まだ使っていないのでなんとも言えませんが、友人が激賞しているので、ちょっと期待しています。

      ちなみに、今私が使用しているのは「ナイアード」のヘナで、木欄入りです。

      ヘナは試行錯誤しがいがあって、なかなか面白いですよね!(^^)


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