【浜松のGW事情】浜松祭りの法被の値段・準備、ラッパの練習について

舞う・・・?

毎年4月を過ぎると、至る所からラッパの練習の生の音が聞こえ、スーパーではビールやお菓子やおつまみを山積みにして、エンドレスで進軍ラッパを流し続けます。
あの浜松祭りの進軍ラッパは、ついつい、いらないものまで買ってしまいそうなイキオイがあります。

町々の公会堂では夜遅くまで電気が灯り、おじさまたちがなにやら集まって打ち合わせをしています。
公民館などにも普通に法被を着た衆らが出入りしています。

半年くらい前から、祭りに関わっている人々は土日返上で祭りの準備に没頭しています。
こういう方たちの頭の中は常に祭りで一杯らしいのですが、私のような一般ピープルも

「ああ、祭りだ」

という感じがしてくるのがこの4月ころなのです。

日曜日に外出すると、法被の集団が凧を囲んで集まっているのを目にしたり、格納庫に仕舞ってあった屋台を引き出してメンテナンスをしているのを見かけたりして、ああ、迫ってきたな~・・・という感じがするのです。

新聞の広告にも、祭りに向けたものがどんどん入ってきます。
初子の練りをする家は、「練り」にきてくれる衆への仕出しをどうするかも決めなければなりません。

今手元にある広告には、たくさんの仕出しの写真に、

「やらまいかが舞う。」

などという意味不明なコピーのチラシが・・・・。
このお店、地元では超有名な高級料理店。
仕出しの料理には、高級っぽい「至高のお造り盛り合わせ」36000円なんかも載っていてすごく美味しそう

でもコピーはほとんど意味不明・・・。

でも、よく考えてみると、浜松祭りは凧祭り。
凧が舞う、ならなんとなくわかりますよね。
浜松人は、きっとこれでわかるんだ・・・きっと。

もう、4月も20日が過ぎましたから、秒読みですね。
しかし、町中がそわそわしているというのに、私はここのところ苦しんできた内職がやっと終わり、その上また用事ができたところです・・・!

ううう・・・。


GWのすごし方

このところのなたね梅雨で、浜松は毎日雨か曇りです
ここ一週間ほどは、太陽を見ていないような気さえします。
しかもちょっと肌寒い・・・。

そんな中で夜の散歩に出かけました。(時々は行っているんです~~なかなか続かないけど・・・)

浜松駅の近くに巨大ビルのアクトシティが建っていますが、その後ろ側に、整備された歩道があります。
街灯もあかあかと灯っていて、とても明るいので、同じく夜の散歩の人とよくすれ違います。

アクトを山にみたてて、(浜松には山がないんですもの・・・)空中庭園まで多少の山登りをして、その後遊歩道を歩くのがいつものパターンです。

その道の途中にある公園から、例の浜松祭りのラッパの音が、夜の町に響き渡ってきました。

「お~お~、やってる、やってる・・・」

近づいてみると、小学生が10人くらいで練習しています。

しかし。
・・・・。
下手ですものすごく
・・・。高音のパートは比較的まともなのですが、中にひとり、低音パートの子が、完全に音がはずれています。

しかし、それを誰かが注意するでもなく、彼らはえんえんと同じフレーズを練習しています。音のハズレ方も全く一緒です。

「今からこんなじゃ間に合わねーぞ・・・」

と横目で見ながら家人。
きっとこの子は後で猛練習することになるのかも・・・。

「でも、考えてみると、浜松祭りってGWじゃん。浜松の小学生には、GWにどこかに家族旅行をするとかいう選択肢はまったくないのねだって、親も浜松祭り一色だもんね~。それって、なんかすごいね・・・!」

「そんなん浜松に住んでるんだから、あったりまえじゃん。」

・・・。
そうですか。あたりまえですか。

「全国には色んな祭りをGWにやるんだから、浜松だけじゃないんだ
はっきり言って、どこでもやってることなんだ。」

と、浜松の普通っぽさを力説する家人。

どこでも・・・?
・・・。かくして、浜松人のアイデンティティは確立されていくわけね・・・。

2007-04-25


トータルコーディネイト

街なかの食料品店に行ってきました。

「GWは、街なかの交通規制があるので、ちょっと閉店が早くなるんです」

と、店員さんに営業時間を書いたチラシを貰いました。
お店を開けておいても、祭り中は誰も買いに来ないわけですね。
ここまでは普通の話です。

さらに店員さん、

「おたくは、ご主人は祭りとかされます?」

「いえ、うちはそれほど・・・。」

「それはよかったですね~!祭りやってると、ほんとに大変ですものね
砂だらけの法被を真夜中に洗って乾かさなきゃならないなんてこと、ないんですものね~~!
それがいいですよ~!」

「はい?砂だらけの法被??」

「ほら、凧って、砂だらけになるじゃあありませんか!それで真夜中に帰ってきて、次の日もそれ着なけりゃならないから、洗濯が大変なんですよね。」

たしかに、祭りでは海辺の凧揚げ場で揚げてます。
そこで七転八倒するわけだから、そりゃー砂だらけになるわけですね。

そして、その後「御殿屋台」、「練り」に廻って、祭りの衆が帰ってくるのは真夜中・・・。
それから主婦は砂だらけのシロモノを洗って、干して・・・・。
多分、簡単には乾かないですよね。朝早いし・・・。
乾燥機?乾燥機に入れちゃうの・・・??

むむむ・・・。

「法被とかも10万円とかするし、もう大変で~~!」

「じゅ、じゅうまんですか」

「そうですよ~~!ちょっと型押しとか、刺し子とかすると、すぐそのくらいになるし、あの衆はどれだけお金かけたかが自慢なんですから、トータルで何十万とかが普通だとと思いますよ~~!」

げげ~~~~
そ、そんなこと、考えたこともありませんでした
ン10万

「は、法被って、何千円とかじゃないんですか・・・!(ドキドキ)」

と、思わず私、ド素人な質問を・・・。

「今どきそんな値段じゃないですよ~。最低でも1万数千円はしますよ~!でも、祭りをしてなきゃそんな心配ないんですから、いいですね!」
うう~~~ん、浜松祭り、主婦にとってもマジで大変なんだ~~・・・・!!
と、帰ってから家人にその話をしました。

「それはだな。」

と家人。

「それは自慢されたんだな。」

はい?自慢?

「それは、それだけ大変なんだ、ということを自慢しているわけだ。“あの衆”はそれが生き甲斐だから、それは自慢になるわけだ。」

そーだったのか~
大変だけど、嬉しさ半分なわけだ・・・・。
・・・・。
トータルん10万が・・・?砂だらけの真夜中の洗濯が・・・?ほんとに・・・・?ほんとなの・・・?

この話を身近な祭りマスターの義弟にしてみたら、

「おれのはそんなにかかってないよ~。でも、法被は何枚も作ったから、(何枚も??)それなりにかかってるかな~・・・。」

この義弟も会所開きから祭りの会所に毎日詰め切りの“ほどほどの”祭りマニア。

「じゃあね、トータルん10万の祭り衣装の人とか、沢山いるの?」

「ああ、そりゃーいるね!それ命だもんね」

そーですか・・・。やっぱり、浜松人はそーですか・・・。

2007-04-29
浜松市在住 東風 佳代子浜松 東風 佳代子

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